み(ん)なとまちガーデンプロジェクト 第2回目が終了しました。

提案公募によるまちづくり事業の一つである、
「み(ん)なとまちガーデンプロジェクト」の第2回目が無事に終了しました。


江川線の花壇の一つを、みんなで楽しく素敵な花壇にしよう!
というのがこのプロジェクトです。
港まちに住んでいる人もそうでない人も、みんながそれぞれの想いやアイディア、
知恵を持ち寄って、だんだんと港まちの風景に溶け込んでいくような、
みんなの憩いの場となるような・・・、
そんなガーデンをこれから作り、育んでいきます。


第1回目は、土の専門家でありパーマカルチャーデザイナーでもある四井さんを講師に、
生ごみから豊かな土を生み出す仕組みについて学びました。
単に生ごみから堆肥を作るというその方法についてだけではなく、
そこに住む生き物たちが快適でよく働いてくれる環境を作ってあげること、
そしてそのことを通して、自然の仕組みを体で学んでいくことの大切さをお話ししてくれました。


そして第2回目の今回は、『みんなとまちのガーデン、ワクワク探し』と題して
大ナゴヤ大学の地球の生物部の部長の阿部さんと、パーマカルチャー中部代表の庄司さんを
お迎えして開催されました。


まずは港まちガーデンに集合して、予定地をみんなできれいにしていきます。
伸び放題になったヘデラをカットして、ごみを拾って、ほうきで掃いて・・・。
みんなで作業するとあっという間にきれいに!
実はこの花壇は、上から見ると船の形。
きれいになって、その姿が現れたかなぁ・・・。
カットしたヘデラはアグリパーク南陽で進んでいる堆肥づくりに混ぜられて、
豊かな土になったら、またここへ還ってくる予定です。



それから、江川線の他の花壇を見て歩きました。
最初にこのエリアの街路樹愛護会の代表である糸谷さんと、
お隣の名南栄電社の社長さんからお話を聞きました。
港まちが賑やかだったころのお話や、店の前の花壇のことについて
アレコレ楽しく教えていただきました。

ぶらぶらと歩きながら、江川線沿いの花壇をみんなで観察です。
よく見ると彼岸花が。
秋を感じる風景です。
ほんとに江川線の花壇は、なんだか様々。


まちあるきの後は、講師の方のお話をみんなで聞きました。


最初に大ナゴヤ大学・地球の生物部の部長の阿部さんのお話を。
生物部さんは、港まちガーデンのように栄にある公共の花壇をみんなで作り上げるという
プロジェクトを行っていて先輩のような存在。
イオニア的な存在として、今回その経験から感じたことをお話していただきました。
その中でも今回の港まちガーデンでもポイントになってくるなぁと思ったのは、
楽しく継続していくことです。
水やりや草取りなどの日々の管理。
やっぱりそこは地域の方との連携が欠かせないとのことでした。


その後に、パーマカルチャー中部代表の庄司さんのお話を。
庄司さんは、岐阜で古民家に暮らしながら、
パーマカルチャーの考えを取り入れて、田んぼや畑をやっていらっしゃいます。
一人ではうんざりしてしまうような作業も、みんなの手を借りて楽しくやっている
様子などを話してくれました。
また、今回港まちガーデンでも取り入れたいと考えている
「スパイラルハーブガーデン」の仕組みを紹介してくれました。


続けていくために、みんなが素敵だなと思えるガーデンのデザインにしていくことと同時に、
なるべく手をかけないでも育っていく工夫も必要です。
そのために自然の仕組みを利用して、これからガーデンをデザインしていくのですが、
このスパイラルハーブガーデンはとても優秀な仕組みなのです。


最後に参加者のみなさんには、ガーデンに植えてみたいものや、
どんなことをやってみたいかアンケートに記入してもらったところ、
一度に沢山必要はないので、みんなでシェアできるハーブがいいといった意見や、
自分が好きな花だけ植えるのではなく環境に合ったものを植えるのが大事だと発見があった、
といった感想をいただきました。


いただいた意見を参考にデザインした港まちガーデンのデザインは
いよいよ次回に大発表です!
どんな港まちガーデンになるのか、これから楽しみですね。


それから次回は、港まちガーデンに立てる看板も作ります。
その看板を、多肉植物で彩る予定で、
ただ今事務局では細々と増殖が行われています。


事務局にお越しの際はちょっと足元に目を向けてみてくださいね!

第3回目は「みんなとまちのガーデン、デザイン大発表!」
ガーデンデザインの仕組みについて学んだり、
ガーデンに立てる看板をみんなで作ったりと、
またまた楽しい内容盛りだくさんです。


まだまだ参加者受付中です。
お申込み、お待ちしています!


事務局